こんにちはじろうです。
今回は、「次の一手問題」の勉強法について解説したいと思います。
「次の一手問題」は、詰将棋と同様に、将棋が強くなる上で、重要な勉強方法です。
息子も将棋を始めたころから、数多くの問題を解いてきました。
それらの経験からオススメの勉強法や本を紹介したいと思います。
- 次の一手問題のメリット
- 次の一手問題のオススメ勉強法
- 継続して次の一手問題を続けるためコツ
- 次の一手問題のオススメ本
次の一手問題とは
「次の一手問題」は特定の局面で最も効果的な一手を発見することを目的とした問題で、初心者から有段者まで、すべてのレベルのプレイヤーで上達に役立つます。
難易度は様々で、プレイヤーは自身のスキルに応じて挑戦できる問題を選べます。初心者にとっては、基本的な戦術や手筋を学ぶ絶好のチャンスとなります。
下記は、簡単な例題になります。
後手の次の一手は、7七角成、同桂、5五角で、王手桂取りで後手優勢です。
「次の一手問題」は序盤、中盤、終盤の問題があるため、自分が不得意な部分を強化するためにも必要な効果的な勉強方法です。
次の一手問題のメリット
「次の一手問題」は、将棋を学ぶ上で非常に有益な練習方法です。以下のメリットに分けて説明します.
- 読みが深くなる
- 集中力がつく
- 手筋が覚えられる
読みが深くなる
「次の一手問題」は局面の読みを深めるのに最適です。各次の一手問題を解く際に、相手の可能な手を予測し、自分の指し手の結果を予測する必要があります。この練習を通じて、対局での各局面の読む力が向上します。
集中力がつく
「次の一手問題」解くためには高い集中力が必要です。各問題に集中し、駒の動きや局面を詳細に考えることで、集中力が鍛えられます。上級問題になると次の一手を考えるだけでは無く、その先の手も考えて有利な局面になるかを考慮しないといけないため、高い集中力が必要となります。
手筋が覚えられる
次の一手問題は様々な手筋や戦術を学ぶのに最適です。異なる問題を解くことで、どのような駒の配置や動きが詰みにつながるかを理解し、手筋を覚えます。対局でこれらの手筋を実践的に活用できます。
次の一手問題オススメ勉強法
1. 次の一手問題の書籍を利用する
次の一手問題は本での勉強がオススメです。本には問題とその解答、そして解答の意味や手順が詳細に記載されているからです。説明文を、読むことで初心者でも理解しやすくなります
書籍で勉強するのにKindle unlimited がオススメ
子供が始めた当時は、本で購入していましたが場所を取るわお金はかかるわで、困っていました。
そこで元々入会していた、AmazonプライムでKindleの読み放題の本を確認したら以外と棋書が多いことを発見しました。
Kindle Unlimitedは、Amazonが提供する電子書籍のサブスクリプションサービス(月額980円)です。このサービスを利用することで、対象となる数多くの電子書籍、オーディオブック、雑誌などを追加料金なしで読むことができます。
「Kindle Unlimited」だと月額980円で、対象の本が読み放題になります。詰将棋を本も多数読み放題の対象になっています。もちろん、詰将棋以外の棋書も豊富に読み放題に含まれているのでオススメです。
スマホで簡単に読むことができるので非常に便利です。
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2. 頭の中で解く
「次の一手問題」を頭の中で解くことは、実際の将棋対局に非常に役立ちます。
慣れないうちは、駒を動かしながら解いてもいいのですが、実際の対局では駒を動かしながら考えることがてきないので、頭の中で解くほうがより効果があります。
3. 親が答えをみてあげる
「次の一手問題」を楽しみながら学ぶ方法として、親が協力することが重要です。親が答えを見て、解説を子供に説明し、変化手順も考えることが大切です。
これにより、問題の意味を深く理解しすことができます。また、親子のコミュニケーションを深める機会ともなります。
4、繰り返し解く
繰り返し解くことがとても重要です。特に、「次の一手問題」は繰り返し解くことをオススメ致します。
1回解くだけでは、手筋などは身につきません。繰り返し解くことで、自然と身についてきます。2回、3回繰り返しときましょう。
継続して次の一手問題を続けるためのコツ
ここまで、次の一手問題のオススメ勉強法を解説してきました。ただ、次の一手問題は継続して続けなければ効果は望めないです。そのため、ここでは継続して次の一手問題を続けるためコツについて解説いたします。
- 目標を決める
- 解けなければ答えを見る
- 親も一緒に解く
- 無理して難しいものに挑戦させない
目標を決める
勉強をする上でただ漠然とするだけでは、強くなるためには必要だとしても飽きてしまいます。
そのため、目標を決めることが大事です。
一日、10問とか1ヶ月で1冊とか明確な数字目標を設定して取り組んだほうがいいと思います。
息子は、1日10問を解くことを目標に、取り組んでいました。難易度によっては達成できないこともしばしありました。
その際は、目標を変更するなど臨機応変に対応することで継続することができました。
解けなければ答えを見る
解けなければ答えを見ることをオススメ致します。
答えがわからず悩んでいると、苦手意識がついてしまい問題を解くのが嫌になってきます。
そうなってしまうと次の一手問題自体をやめてしう可能性があるため、解けない時は、時間を決めて答えを見るようにしましょう。
息子も最初解けない時は、時間を決めて答えを見るようにしてました。
最初は1日10問の内、半分ぐらい答えを見ていましたが、だんだんその数が減ってきました。
少しづつですが、上達していきました。
親が解答を確認する
次の一手問題は、詰将棋のようにすっきりした答えがわからない時があります。
その際には、解答の解説箇所を理解しないといけないため、親が解答を見ながら説明する必要があります。
息子の答えを確認して正解でも、一応解説読むようにしています。
それにより問題の本質までを理解していのかよくわかります。
当てずっぽうの時もようありました。
無理して難しいものに挑戦させない
親はどうしても、簡単な問題が解けてくると難しい問題に挑戦させたくなります。
いうまでもないですが、棋力にあった棋書や問題を選びましょう。
次の一手問題のオススメ書籍
「次の一手」で覚える 実戦手筋432
『「次の一手」で覚える 実戦手筋432』は、将棋の手筋を学ぶための書籍です。本書には序盤、中盤、終盤の手筋をカバーする432問が実戦形式で出題されています。
さらに、これまでの手筋をランダムに出題するまとめ問題も含まれており、問題を解きながら手筋を覚えることができる構成になっています。
発売元はマイナビ出版で、448ページにわたって構成されており、初級から中級レベルのプレイヤー向けです
羽生善治監修 初段の力がつく次の一手
『羽生善治監修 初段の力がつく次の一手』は、将棋世界が編集し、羽生善治が監修した将棋の問題集です。この本は、序盤、中盤、終盤に分けた244問の将棋の問題を収録しており、それぞれの問題は3択式で提示されています。
解説は書籍用に新しく書き直されており、多様な手筋を学び、実戦に活かすことができるように設計されています。
- 第1章 序盤編(第1問〜第74問)
- 第2章 中盤編(第75問〜第200問)
- 第3章 終盤編(第201問〜第244問)
他の書籍に関する情報は得られませんでしたが、上記の書籍は将棋の技術を向上させるために非常に有用です。特に初段を目指すプレーヤーにおすすめです
永瀬拓矢監修 初段の力がつく次の一手
『永瀬拓矢監修 初段を目指す次の一手』は、将棋の名手、永瀬拓矢監修による将棋の問題集です。この本は、序盤編、中盤編、終盤編、そして永瀬拓矢自身の実戦編の4章に分かれており、合計206問の問題が収録されています。問題は3択形式で提示されており、読みの力を鍛えるのに適しています。
- 第1章 序盤編(第1問~第54問)
- 第2章 中盤編(第55問~第140問)
- 第3章 終盤編(第141問~第202問)
- 第4章 永瀬拓矢 実戦編(第1問~第4問)
この本は、将棋の手筋を学び、実戦で活用するための優れた資料です。価格は約1,496円(税込)で、電子版の場合は748円の特価で提供されています。対応端末はiOS、Android、Windows、Macなどがあり、EPUB形式で提供されています。
以上の情報を踏まえ、これらの書籍は将棋の技術を向上させたいプレーヤーにとって非常に有益なリソースです。
終盤で差がつく 寄せ決め手210
『終盤で差がつく 寄せの決め手210』は、沼春雄七段によって書かれた将棋の問題集です。この本には、将棋の終盤で勝敗を決める際に役立つ210問の「ささやかなトリック」という次の一手問題が収録されています。
特に、読みの力や終盤の手筋を学ぶのに適しているとされています。問題は解きやすく、正解手の好手性が分かりやすいように工夫されています。
将棋世界の付録として好評を博した内容を書籍化したもので、初級から中級レベルのプレーヤーに適しています。
この書籍は、特に終盤の局面での勝負手を見つけ出す訓練に重点を置いており、実戦的な強さを身につけるために有用なリソースです
将棋•逆転の決め手
『将棋・逆転の決め手』は、週刊将棋に掲載された「段・級位認定次の一手」から選ばれた180問の次の一手問題を集めた書籍です。
この本は、勝敗がかかった極限の最終盤の局面において、速度逆転の攻防手を求める問題が収録されています。詰将棋と異なり、自玉と相手玉の両方に注意が必要で、これにより盤面を広く見る力や詰むか詰まないかを深く読む力が鍛えられます。
序章では終盤戦の基本と速度逆転の手筋が例題と共に紹介されています。初級から中級レベルのプレイヤー向けです。
まとめ
子供たちにとって、次の一手問題は読みの深さと集中力を育む貴重なツールで、親子のコミュニケーションを深める絶好の機会ともなります。次の一手問題は、戦局の理解と手筋の学習に効果的で、それにより実戦での優位を築く基盤を作ります。
。
Kindle Unlimitedを利用すれば、これらの書籍を手軽に楽しむことができ、次の一手問題の世界にどっぷりと浸かることができます。次の一手問題の学習は、子供の将棋スキルを向上させるだけでなく、親との有意義な時間を作り出し、一生の思い出を作る素敵な方法ともなります。
是非、次の一手問題を試してみてください。
今回は記事を読んで頂きありがとうございました。