こんにちはじろうです。
今回は、将棋を知らない親が子供に将棋を、教える方法を解説したいと思います。
このページを見られている方は、こんな感じの悩みを抱えているではないでしょうか?
私も4年前に息子に将棋を教えるために、同じ悩みを抱えていました。
なぜなら、私自身もそうだったからです。
今回紹介する方法で、息子に将棋を教えて今では自分自身も将棋道場で将棋を指すようになりました。
この記事では簡単に将棋を教える方法を、実体験を踏まえて解説したいと思います。
1,将棋を知らない親が子供に将棋を教える方法
2,将棋を覚えるために必要なもの
はじめに
将棋の魅力
なぜ将棋が人気なのか
将棋は、日本の伝統的なボードゲームで、その奥深い戦略と変化に富んだ戦術が魅力です。二人のプレイヤーが交互に駒を動かし、相手の王を詰ませることを目指します。
それぞれの駒には独特の動きがあり、これらを使って、相手の駒を取ったり、自分の戦略を進めたりします。
また、最近では、藤井聡太さんが前人未到の八冠を達成するなど明るいニュースもあり将棋人気に拍車がかかっています。
脳に与えるポジティブな影響
将棋をプレイすることは、脳の働きを活性化させることが知られています。このゲームは、プレイヤーに多面的な思考と状況分析の能力を要求します。例えば、一手先を読む能力は、将棋で重要なスキルです。
問題解決能力や計画性を高める効果があります。さらに、対局中に様々な可能性を考慮することは、記憶力や集中力を強化することにもつながりといわれております。
子供にとっての将棋のメリット
集中力の向上
将棋は特に子供たちの集中力を高めるのに役立ちます。一つのゲームが数時間に及ぶこともあるため、子供は長い時間集中する力を自然と養うことができます。このスキルは、学校の授業や他の趣味、日常生活においても非常に有益です。
忍耐力と思考力の育成
将棋を通じて、子供たちは忍耐力を養うことができます。一局の間、何度も異なる戦略を練り直し、最適な一手を選ぶためには、根気強さが求められます。また、駒の動きを覚え、戦略を立てる過程で、論理的思考力が自然と鍛えられます。
簡単なルール説明
ここでは、将棋のルールを簡単に説明いたします。
駒の配置
将棋盤は9×9のマスで構成されており、各プレイヤーは初めに自分の陣地に20個の駒を配置します。配置は以下の通りです。
- 一番上の段(敵陣に最も近い列):歩兵が1列に配置されます。
- 真ん中の段:右から2番目に飛車、左から2番目に角行が配置されます。
- 一番下の段:真ん中に玉(または王)、その左右に金将、その外側に銀将、さらに外側に桂馬、最も外側に香車が配置されます。。
駒の動き
各駒の動きは以下の通りです。
王将: 縦横すべてに1マス動けます。
飛車: 縦横に何マスでも動けます。
角行: 斜めに何マスでも動けます。
金将: 前、横、斜め前に1マス動けます。
銀将: 前、斜め前、斜め後ろに1マス動けます。
桂馬: 前方に2マス、その左右どちらか1マス(L字型)に動けます。
香車: 前に何マスでも動けます。
歩兵: 前に1マスだけ動けます。
駒を裏返して成る
駒が相手の陣地(盤面の反対側の三段)に入ると、「成る」ことができます。これは駒を裏返し、より強力な動きをすることができるようになります。
銀将、桂馬、香車、歩兵については金将と同じで前、横、斜め前に1マス動けます。
角行がなると馬となり斜めに何マスでも動けてかるつ前後左右にも動けるようになります。
飛車がなると龍となり 縦横に何マスでも動けまてかつ、斜めに1マス動けるようになります。
駒の取り方と持ち駒
相手の駒を取ると、その駒は「持ち駒」となり、自分の手番に任意の空いているマスに打つことができます。
但し、駒が動けない位置に駒を打つことはできない。
下の図が反則の例です。桂馬がどこにも動けない。
勝ち負けの決め方
対戦相手の「王」または「玉」を詰ませることが勝利条件です。これは相手の王または玉が逃げられない状況になることを意味します。
下の図では、飛車と龍のききで王がどこにも逃げれない状態になっています。これが詰みです。
反則
反則はいろいろありますが今回は特に初心者で多い、「二歩」を紹介いたします。
下の図のように、同じ列に、歩を2枚打つことは禁止されています。
しかし、歩が「と」に成っている場合は反則となりません。
これで簡単なルール説明は終わりになります。一度指してみてください。
マナーについて
将棋には特有のマナーがあり、これらを守ることは尊敬と礼儀を示す重要な部分です。
挨拶
対局前には「よろしくお願いします」と挨拶し、対局後には「ありがとうございました」と感謝の意を示します。負けた際には「参りました」または「負けました」と宣言することも重要です.
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待ったをしない
一度指した手は戻すことができません。「待った」とは一度指した駒を戻して別の手を指すことを指し、これはマナー違反であると同時にルール違反です。ただし、友達や家族同士での遊びの対局では柔軟に扱われることもあります。
持ち駒の扱い
取った駒は相手から見えるように駒台に置くことがマナーです。これを怠るとルール違反になります。
アドバイスをしない
第三者が対局中の人にアドバイスをするのは厳禁です。対局が終了した後であれば、アドバイスや指摘は問題ありません。
感想戦を行う
対局後にお互いの手を振り返る感想戦を行うのが一般的です。これは棋力向上にも役立ちます。オンライン対局では、感想戦を行わないこともありますが、可能な場合は行うことが望ましいです。
王手の宣言
王手をかけたときに「王手」と宣言する必要はありませんが、初心者同士の対局では相手が気づかないことがあるため、宣言することが推奨されることもあります。
まず準備するもの
まず、準備するものは、将棋の駒と将棋盤です。
基本的にはこれだけです。
将棋の駒と盤といっても高級な木材で作られたものからプラスチック製のものまで、ピンキリです。
まず、覚えるために使用する駒と盤は、セットになった安価なもので十分です。
そこで、私がオススメの駒と盤のセットは、くもん出版から発売されている「スタディ将棋」です。
藤井聡太五冠が、幼少期に使用していたことで有名になりました。
駒が進める方向が、駒に書かれているため、視覚的にどこに進めるかがわかるために、初心者に非常にわかりやすいです。
また、簡単なルールがわかる取説も用意されているので、これ一つ購入するだけで十分です。
将棋の基本的なルールを覚える方法
ここでは、2つの方法を使って、将棋の基本的なルールを覚える方法を解説いたします。
スタディ将棋で対局してみる。
基本的には、対局をしながら駒の動かし方やルールを学んでいくのがいいと思います。
ここでオススメなのが、駒落ちで対局をすることです。
将棋の駒は、8種類ありそれぞれ独特な動き方をしますので、最初からすべての駒を並べて対局をすると駒の動かし方を覚えるだけでも大変です。
最初は、動き方がシンプルな玉と歩だけで対局をするのがオススメです。
これを10枚落ちといいます。
上手(強い人)が下手(弱い人)に対して、駒を落として対局をすることを言います。いわゆるハンデ線です。
上手と下手の力量の差によって10枚落ち、8枚落ち、6枚落ち、4枚落ち、2枚落ち、飛香落ち、飛落ち、角落ち、香落ちの順番で駒を落としていきます。
本来で、有れば上手だけが駒を落とすのでが、慣れないうちは、両方駒落ちにして対局してもいいと思います。
だんだん駒の動かし方に、慣れてきたら駒を落とす枚数を減らしていけば、無理なく覚えることができると思います。
本で勉強したい方へ
本で勉強したい方は、「藤井聡太の将棋入門」がオススメです。
この本では、駒の動かし方や駒の種類から将棋戦法まで幅広く勉強できるため、初心者が将棋覚えるの内容が網羅されています。
こちらの本は、Kindle Unlimitedでも読むことが可能です。
kindleは、電子書籍で月額980円で200万冊以上の本が読み放題です。
将棋関連の書籍もたくさんあります。新規登録なら30日間体験が可能です。
ぜひ、検討してみてください。
将棋アプリを使ってコンピュータと対局してみる
初心者にオススメの将棋アプリは「ぴよ将棋」です。
ぴよ将棋は、将棋の初心者に向けたアプリです。基本的なルールや戦術を楽しみながら学べる素敵な教材が揃っています。自分のペースで進めることができ、コンピュータと戯れながら実際のゲームの知識と技術を磨くことができます。
また、友達と一緒に対局して、将棋の楽しさを共有することも可能です。
入門講座機能
ぴよ将棋では、入門講座機能が備わっています。駒の動かし方から駒落ち対局をレッスン方式で、説明している機能などがあり、初心者にとっては将棋を覚える上で非常に役立つます。
AI対戦機能
ぴよ将棋では、AI対戦機能が備わっています。ぴよ将棋はアマ四段~五段の実力を持つAIと対局することができます。このAIは40段階の強さを持ち、初心者から有段者まで楽しめる設計になっています
無料で利用可能
ぴよ将棋は無料のアプリでありながら、高機能なAI対戦や棋譜解析機能があります。この無料アクセスは、初心者が将棋を学び、実力を向上させる良い機会を提供します
子供にうまく将棋を続けさせるコツ
将棋は、勝負なので基本的には勝者と敗者がいます。そのため、子供が負けず嫌いな場合、負け続けると将棋が嫌になってきます。
だから、子供の方が弱い場合はうまく子供に勝たせてやり、楽しく将棋をすることが続けさせるコツです。
八百長みたいで嫌ですが、そのうち八百長しなくても勝てなくなる時期がきます。
また、私は、将棋ノートを作ることをオススメします。そこに、対局したその日付と勝敗を書いておきます。
そのノートに勝ちの○が、多ければ子供のやる気につながると思います。
将棋が指せるようになって、更に上達を望むなら
ある程度将棋が指せるようになったら、子供将棋教室に通うことをオススメします。
なぜなら、子供将棋教室に通うと子供と同年代の子供達と将棋が指せるからです。
更に上達望むのであれば将棋教室などにいって同年代のライバルを見つけることが一番です。
その子よりも強くなりたいと気持ちがあれば、必ず上達していくと思います。
また、子供将棋大会に参加することもオススメします。
多くの将棋大会では、棋力別にクラスが分けられています。
そのため、初心者クラスで参加すれば、上位入賞してメダルや賞状などが、貰えるなんてこともあるかもしれません。
そうなると、更にやる気に拍車がかかると思います。
子供が将棋初段を目指すなら是非下の関連記事もご覧ください。
【将棋を知らない親が子供に将棋を教える方法】まとめ
1、将棋駒と将棋盤を購入する(スタディ将棋がオススメ)
2、駒落ち対局しながら駒の動きを覚える
3、子供に勝たせてあげる
4、同年代のいる将棋教室に通わせる
5、将棋大会に参加してみる
今回は、私が息子と実際に実践ことを基に紹介させて頂ききました。
ただ、将棋教室等が近くにない方も実際には多いと思います。
最近では、オンライン教室などもかなり多くありますので、そちらを利用するのがいいと思います。
https://kaiten-portal.jp › special › on…初心者から有段者まで!オンラインで学べる人気将棋教室8選
今回は以上になります。最後まで読んで頂きありがとうございます。
子供に将棋を教えたいけど自分が将棋のルールがわからないから教えれない