【子供将棋上達法】 初段から三段になるために必要な勉強法を解説!!

こんにちは、じろうです。

初段までは達成したけど、二段、三段になかなか昇段できないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

今回は息子が将棋道場三段(研修会D1)まで取り組んだ、勉強法や練習量などを紹介したいと思います。

この記事でわかること
  1. 将棋道場三段になるまでの勉強方法や練習量
  2. 子供の将棋上達法に関する具体的な実体験

1、対局

•平日はネット対局 

主に将棋倶楽部24を利用しており、1日2〜3局を目標に対局していました。

対局相手のレベルが上がってきた三段あたりからは、一局ごとの対局時間が長くなり、秒読みの緊張感がある終盤戦が増えてきました。

将棋倶楽部24では、秒読み付きの対局を選択できるため、実際の大会や道場の対局に近い、よりリアルな対戦経験を積むことができます。

この環境のおかげで、時間管理や終盤の精度をより意識するようになり、実戦力の向上に役立ちました。

将棋倶楽部24 (shogidojo.net)

週末は道場や大会で実戦対局

毎週末は必ず将棋道場や大会に参加し、平均して10〜12局ほど実戦を積んでいました。

特に、二段あたりからは、段位の高い方が集まる道場に通うことが増えました

そこで、強い方との対局を通じて、自分の課題がはっきりと見えてきました。

その課題を一つずつ克服していくことで、少しずつですが着実に実力を上げていきました。

小学生で三段になる子は、毎週末は道場にいっている子が多いです。

三段になるためには、できるだけ道場や大会にでましょう。

対局したら必ず振り返り

実戦での対局は、必ず棋譜を記録するように心がけていました。

対局後には、その棋譜をもとに振り返りを行いました。

最初は、正確に棋譜を記録するのが難しく、途中で抜けてしまうこともありましたが、たとえ覚えている範囲だけでも記録することが大切です。

この習慣を続けることで、徐々に全局を正確に記録できるようになり、自分の対局を深く分析し、改善点を見つけやすくなります。

三段ぐらいになるととりあえず指しているだけでは、勝てなくなってきます。

そのため苦手戦法などの把握が必要になります。そういった意味でも、対局の振り返りは非常に重要です。

1ヶ月の対局数は100局が目安!!

1ヶ月の対局数は、100局を目安にしていました

この100局は、将棋ウォーズの指しの対局は含まれていません。基本的には、秒読みがある対局が対象です。

2、詰将棋

•二桁の詰将棋

毎日、11手詰み程度までの詰将棋を10問ほど解くことを目標に取り組んでいました。主に、ハンドブックや『詰将棋パラダイス』の11手詰みから15手詰みの問題集を活用し、日々の練習を通して詰将棋の解答スピードと精度を向上させることを目指していました。このような継続的な練習により、終盤力がさらに強化されました。リンク

•詰将棋サロン

『将棋世界』の「詰将棋サロン」も定期的に解いており、初級から上級まで手数に応じて難易度が設定されています。特に難解な問題が多く、深く読みを入れる練習として非常に効果的でした。このような難易度の高い詰将棋に取り組むことで、終盤における読みの力を鍛え、実戦での応用力を高めることができました。

•詰将棋パラダイス

https://jp.mercari.com/item/m91965200938?afid=3034589556

『詰将棋パラダイス』は定期購読し、毎月「詰将棋学校」の中学校コースまで解くことを目標に取り組んでいました。詰将棋パラダイスの問題は難易度が高く、短手数であっても非常に難解なものが多いため、実戦さながらの深い読みが求められます。

この難問に挑戦することで、詰将棋サロン同様に深く読む力を養い、終盤力や局面に対する集中力を磨く練習を積んでいました。難易度の高い問題を解くことで、棋力の向上に大きく役立ったと感じています。

詰将棋サロンと詰将棋パラダイスについては、1ヶ月を目標に解いていくイメージでした。

3、次の一手

•終盤の次の一手

終盤力を強化するために、次の一手問題を数多く解きました。特に、息子は終盤の寄せが課題だったため、[終盤で差がつく 寄せの決め手210]のような問題集を何度も繰り返し解き、少しずつ終盤力を向上させていきました。

このような集中した取り組みが、実戦での寄せの精度を上げ、逆転勝ちや逃げ切りの力を養うことにつながりました。

4、定跡

•得意戦法の定跡

得意戦法の定跡を毎日の練習に組み込み、繰り返し確認することで、安定した戦術の習得を目指しました。

特に、自分が苦手としている戦法で相手が攻めてきた場合の対応策については、詳細に本で学び、研究を重ねました。

定跡書ではカバーしきれない細かい変化や、複雑な局面については、将棋ソフトを活用して徹底的に調べ、深く理解するよう努めました。

これにより、苦手な局面でも冷静に対応できるようになり、実戦での安定感が増したと感じています。また、ソフトを使った研究では、自分では気づけない新しい手筋や戦略を発見できることも多く、戦術の幅が広がりました。

•将棋世界での勉強

『将棋世界』には、プロ棋士による最新の定跡や戦法が特集されることがあり、自分の得意戦法や使用している戦法に関連する記事が掲載されている場合は、積極的に勉強するようにしていました。最新の定跡や戦法は、プロ棋士が実際に対局で使用するものや、近年の研究成果が反映されているため、非常に参考になります。

特集された内容を理解し、自分の指し手に取り入れることで、局面ごとの判断力や新しいアイデアを習得することができました。

また、定跡の最新トレンドを把握することで、対戦相手の戦法に対してもより柔軟に対応できるようになり、実戦での勝率向上にもつながったと感じています。

まとめ

今回は、息子が将棋道場三段(研修会D1)に到達するまでの勉強法や実戦の経験について紹介しました。平日は将棋倶楽部24でネット対局、週末は道場や大会で実戦を積み重ね、月100局を目標に対局数をこなしました。

対局後は必ず振り返りを行い、自らの課題を発見し克服することが重要です。

さらに、詰将棋や次の一手問題を通じて終盤力を鍛え、定跡の研究では将棋ソフトや「将棋世界」を活用。得意戦法の習得と苦手局面の克服に努めました。これらの継続的な努力により、実戦力や終盤力が着実に向上し、息子は研修会D1まで到達できました。

毎日すこしでもいいので、練習を続ければ達成できると思いますので頑張りましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。